文房具

限定スマッシュは買うな。

こんにちは。まさぽんです。今回は、グラフ1000と対をなす、ぺんてる社のシャーペン代表作「スマッシュ」について論じていこうと思います。

スマッシュは正直ボク個人の感想では、「グラフ1000には勝てないな」という気持ちで、所持してはいたものの、あまり使っていませんでした。

 しかしこの爆発的シャーペンブームのガソリンとなったのは紛れもなくこの「スマッシュ」であることは事実です。何かこのシャーペンにも魅力があるのだろうということで、今回分析しながら、他の物事にも通用する「抽象化」を行ってみようと思います。

序論:この記事について

今回も、執筆にあたり、「スマッシュ」について調べている人がどのような検索意図を持って調べているのかを事前に調査しました。予測変換からは8割程度が「限定カラー」についての情報を求めていることがわかりました。よって以下の方をターゲットとして記事を執筆していこうと思います

この記事を読んで欲しい人

スマッシュの限定カラーについての情報を探している人

少しでもインプレッションを与えられるように構成していきます!!よろしくお願いします。🙇‍♂️

この記事が伝えたいこと

この記事の最大の主張、それは

「スマッシュ=黒の再定義」

です。

 昨今のシャーペンブームにおいて、「」と呼ばれる「限定色」と言う名ばかりの商業主義の産物が世にたくさん出回っており、私自身正直なところあまり良い気持ちがしておりません。

(メーカーさん、コラボ先の会社の方には申し訳ありませんが。。)

その希少性から多くの転売が生まれ、高値本来の目的から外れた用途でを飛び回っている「スマッシュ」達の気持ちをあなたは考えたことがありますか??

同じことをあなたがされた時、良い気持ちですか??

 ユーザー、もといオーナーのもとで、大切にずっと本来の用途である

書くために使われる

ことこそ文房具にとっての最大の「悦び」なのではないのでしょうか??

そして「スマッシュ」を使うことで書くことの愉しさ、気持ちよさを味わって欲しいというのが親である「ぺんてる」さんの開発者の本質的な願いなのではないのでしょうか??

このように思うのも、ボク自身がたくさんのシャーペンを見て、買って、使ってきたから気づいたこと。

使われなくなったシャーペンの姿を見ていると、不思議と胸が締め付けられる感覚がしてきたのです。

この想いを届けたい。今シャーペンを「書くこと」以外で集めている特に「学生」の方。

この記事の「スマッシュの魅力」と共に、「黒のスマッシュ」の魅力にもう一度触れてみましょう。

「何を言っているんだ

このアホは。」

間違いないです。ボクは生粋の「アホ」であると自覚しています。症状も出ています。

ですが、是非一度読んでいただけたらなという次第です。

 

今回も、茶番多めで。

よろしくお願いしマッスル!!

本論:

さて、毎度の如く長ったらしい前置きからようやく本論に入りました。今回は「スマッシュ」特に「ブラック」の魅力、売れている理由を分析していきます。

以下の三点の理由が考えられました。解説しながら、共有していきます。

さらにその魅力を抽象化し、皆様にも使える「一般的に言えること」まで見つけていけたらなと思います!!

ポイント1:プロスペックと一般ユーザーの橋渡し

大ヒットベストセラーのシャーペン

 

スマッシュの発売は1986年。スマッシュの目標として「グラフ1000の一般向け」というものがあったそうです。そして一般向けというところから普段使いにも耐えられる丈夫さ、「タフさ」「ガシガシ使える」というコンセプトが生まれたそうです。

開発にも、当時20代の若手の社員を中心に起用し、ぺんてるの前衛的な勝負魂、次の時代への第一歩、気愛が伺えます。

「グラフ1000に追いつけ、追い越せ」

この言葉、痺れてきます。その新しい風が、「スマッシュ」を打ち込んだのかと思うと感動して涙が出てきます。

 スマッシュはグラフ1000のプロ仕様のスペックを踏襲し、グラフ1000と同じ内部構造を搭載しています。この「プロスペックが一般の僕たちでも使える」という満足感、安心感、優越感、ワクワクが、スマッシュが魅力的に映る理由ですね!

現代の「一般向けプロ仕様」のパイオニアなのでは??とも思わせてくれます。

料理の時にプロの使う包丁を家で使いたくなるのと同じです。(ボクのことです)

手前が「グラフ1000」、奥が「スマッシュ」。両者ともに、芯を掴む「チャック」が金属製であることがプロ仕様を物語っている。一般的な安価なシャーペンはチャックがプラスチック製で、劣化が早い。全てのパーツに「妥協」という言葉は似合わない。

スマッシュのチャック部分。ノックをする時のしっかりとした固めの押し心地は、

「このノックの硬さが

俺のシャーペンとしての人生を過ごすため堅く誓った覚悟だぞ。」

というスマッシュからの注意喚起とも受け取れる。だからオーナー側にも覚悟がいる。生半可な気持ちで「スマッシュ」を使ってはならないのだ。

「プロ仕様の一般向け」この矛盾するワードに魅力がある??

「プロ仕様」という言葉は「良いもの」と連想させる!!購買意欲をそそる

「本職の人が使うなら私たちも安心して使える!」←大きな安心感

ポイント2:ワクワクさせる、メカニックなデザイン

スマッシュは我々をちょっとワクワクさせてくれる仕組みを用意してくれている(私は正直あまり好みではないが、、)一つ目は最大の特徴であるイボイボのグリップ。

その四角のラバーは近代の「刺客」かの如くシャーペン業界に波を立てた。(ギャグ)

この「規則正しい配列感」はメカニックな雰囲気をどこか纏(まと)っている。

握り手の金属部分は全て「真鍮」で出来ている。口金と一体型になったグリップは「ガタつきの心配」を取り除いたカタチ。その分少し重くなってしまったが、それが適度な重みで気持ちいいという呼び声も多い。

 黒く、鈍く光るマットな真鍮の塗装は

「マット焼き付け三度塗り」だ。

串カツの二度漬けはあかんだろと散々怒られてきたのに贅沢な「三度付け」だ。

串カツ屋にスマッシュを持って行って

「このシャーペン、三度付けです」

と申告してしまった暁には激怒されるに違いない。

そんな「背徳感」すら、中毒性があり、スマッシュを病みつきにさせるのだろう(笑)

 

二つ目のポイントはこの「蛇腹状」のノック部

バイクのショックアブソーバをモチーフとしているとのこと。ショックアブソーバとは

「ショック(衝撃)」「アブソーバ(吸収剤)」のこと。文字通り、ペン本体の色の差による「刺激」を緩和しているようにも見える。ここはスマッシュよりもグラフ1000派のボクの中でも素敵と思える箇所。ペン全体がブラックという統一感は余分な思考、情報をカットし、純粋に「書」の行為に向き合わせてくれる。

もちろんこの記事の執筆の際にも、愛用している。と言いたいところだが、シャーペンでパソコンに文字が打てなかった。。。😭

 

この2つのポイント。ある種の「ゴツさ、メカメカしさ」は男の子の探究心をくすぐる。

正直ボクもその一人。

中学生、高校生の男子という現代のターゲット層にもバッチリマッチするのも合点がいく。これも爆発的ヒットの一要因だろう。

1:メカメカしい、角ばった、ごついイメージが男の子の心をくすぐる

女性に対しては丸い、柔らかなイメージを与えることとが大切なのでは?と推測

 

2:「三度の焼き付け」のように「これでもか」という極度のこだわりが何か心を撃つ。

 

ポイント3:「書く」というアナログな行為の再評価

例えば、今回の記事に限らず、ボクはブログの構成、ポイントをまとめる際には、必ず

「シャーペン」

を用いてメモや抽象化を行っている。もちろん同じことはパソコンでもできるだろうし、なんなら手書きよりも早く行うことができるのかもしれない。しかし、ボクはシャーペンにこだわる。それは、「アナログ」ならではの魅力があるから。

 自分の「手」でペンを握り、脳の考えることを直接クリエイトする。その過程でまた脳が働き、思考が深くなる。さらに新しいアイディアが創発されると考えている。

今こそ、シャーペンを持って「書」いていこう。「書く」ことで自分の考えていることがより鮮明にわかる。

この魅力に注目が集まってきていると思う。近年のシャーペンブームはそれが要因だろう。

新しいデジタルなテクノロジーに疲れたら、ふとアナログに立ち返ってみる

そんな時間こそ、現代人に必要な感覚なのではないのだろうか??

そんなスマッシュには「温故知新」という言葉が凄ぶる似合う。

2000年代からシャーペン人気が高まってきている(新商品や限定色等)

現代だからこそ、「アナログ」な「書」に再び注目が集まっているのでは??

デジタルとアナログのいいところを活かし合うことが大切!!

最後に:なぜ「黒」なのか

さて、最後に「スマッシュの黒」について言及します。

グラフ1000と差別化するなら、「色くらい変えても良いだろうに」とボクは思いました。しかし、ぺんてるのカタログに載っているスマッシュは

「黒」のみ。それは、

「黒を超える色がなかったから」

これに尽きると思います。

黒色がスマッシュの性能、ポテンシャルを

100%ユーザーに伝えることができる

そんな風に開発者が議論した結果であるとボクは思います。

先に紹介した「三度焼き付けマット塗装」

他の色なら、色をしっかり乗せるためなどとテキトーな理由が付随してきますが

「黒」の場合、ぺんてるのこだわりが滲み出て伝わってきます。このような

「熱い気持ちのやりとり」

こそボクは一番大切にします。

令和の時代は、見えない「背景」に価値を見出す人が増えてくるのではないのでしょうか??

 

大ヒットベストセラーのシャーペン

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まさぽん
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