理系大学生

そこが知りたい!理系大学生のノートパソコンの選び方

はじめに

こんにちは、みなさん。新たな学年が始まり、大学生活がスタートした方も多いのではないでしょうか。そんな新たなスタートを切るみなさんに、大学生活を送るうえで必要不可欠なアイテム、それがパソコンです。

近年、スペックも種類も価格も非常に幅広くなる中、選択が非常に難しくなっているなとひしひしと感じます。

今回は、大学生のためのパソコン選びについて、私なりの見解をお伝えします。

大きさは、13インチ、13.3インチを。

まず最初に、パソコンの大きさについて考えてみましょう。15.6インチのパソコンは画面が大きく見やすいですが、持ち運びを考えると少々大きすぎます。

13インチならば、教室でも図書館でも使いやすく、持ち運びも便利です。

また、重量についても、13インチ帯は、おおよそ1 kg ~ 1.5 kgであることに対して、15インチ帯は、2 kg以上のものも多いです。

CPUについて

次に、パソコンの脳の部分にあたる「CPU」についてです。現行のパソコンにおいて、Intel社製のCore i5やi7、AMD社製のRyzen 5や7を搭載したモデルであれば、比較的ハイスペックといえます。これらのCPUがあれば、大学生活で必要な作業を問題なくこなせます。

ただし、中古のパソコンを購入する場合は、CPUの世代に注意が必要です。CPUには世代があり、世代によって処理能力に差が出ます。

基本的には、現行のモデルの中で上記のCPUスペックであれば問題ありません。

メモリについて

次に、メモリについて考えてみましょう。

大学生は、レポート作成や研究などで複数のアプリケーションを同時に起動することが多いです。例えば、インターネットで調べ物をしながらレポートをまとめることや、解析ソフトを使用しながら、その結果をパワーポイントにまとめることがあります。

このように複数のソフトを同時に使用するためには、メモリ容量が大きいものを選ぶべきです。特に理系の人がストレスなく使うには、16GBのメモリが推奨です。

ストレージ(記憶容量)について

ストレージについても重要なポイントです。128GBのストレージは、大学生の用途には少ないと言えます。そのため、256GB程度が妥当です。ただし、すべてのデータを保存しようとすると、256GBでも十分とは言えません。

しかし、大学によってはクラウドの保存環境を用意してくれる場合があります。インターネット上を通じて、自分のデータを保存できるものです。私の大学では、マイクロソフトのライセンス(OneDrive)により1TBのデータをマイクロソフトのクラウドに保存することができます。

まずは大学の環境を確認し、それに合わせて適切なストレージ容量を選択しましょう。

HDMI(映像出力端子)はついたものを買うべき

大学のプレゼンテーションやグループワーク、研究発表では、学校のモニターに自分のパソコンを接続することが多いです。変換器を毎回持ち歩くのは大変ですし、忘れるリスクもあります。そのため、HDMI端子がついているパソコンを選ぶと便利です。

万が一、HDMI端子がない場合、変換アダプタを買う必要があります。こちらの商品などは、必要な端子がすべて揃っており、非常におすすめです。私自身現在進行形で使用しています。

USB type-c ポートから多数のポートに変換できる万能アイテムです。

DVDドライブ付きは△

現在、DVDドライブ付きのパソコンもありますが、私の経験上、あまり推奨はしません。DVDドライブは比較的壊れやすい部分であり、また必要な時だけ外付けのDVDドライブを使う方が、パソコン本体の軽量化や省スペースにも繋がります。私自身、学部生時代の4年間でDVDドライブを使う機会はほとんどありませんでした。

必要なときに、以下のような外付けドライブを買うことを推奨します。

USBに接続することでDVDやCDの読み込みが可能なドライブです。

Office付き、である必要はなし。

パソコン選びで重要なのが、オフィスソフトの有無です。しかし、多くの大学では学校のライセンスでOfficeのソフトウェアをインストールできるため、Office付きのパソコンをわざわざ選ぶ必要はありません。

ただし、大学によってはライセンスがない場合もあるため、事前に学校に確認しておくことが大切です。

OSはWindows or Mac OS ??

パソコンのOSについては、WindowsかMac OSか、という選択肢がありますが、これはあまり重要ではありません。

ただし、Macでは動かないソフトが存在することもある、というデメリットがあります。研究室配属後に研究で使うソフトウェアを導入しようと思ったら、Windows限定のものが多いのです。私自身もそのような経験があります。

そのようなリスクをとっても、カフェでMacを使いたいという人はMacを選ぶのも一つの選択肢です。しかし、実用性を重視するならば、Windowsの方が無難です。

よくある質問

生協おすすめPCはどうなの?という疑問に対して

これについては「一理あるけど、鵜呑みにしないでほしい」と思います。生協が推奨しているだけで、必ずしもそれが最適とは限りません。

自分の大学で推奨PCについて質問した際、担当の教員から「何でもいいです」と言われました。推奨PCのメリットとしては、保証が手厚いことやPCの基本的な使い方講座があることなどが挙げられます。また、多くの学生が生協で購入しているため、情報共有や相談はしやすいです。

しかし、デメリットもあります。間に販売会社が存在している分、割高になることが多く、保証代金も高めです。在庫によっては、一部古いモデルのPCを売っていることもあります。

結果として、お金に余裕があり、余計なことを考えたくない人は生協で買うのが良いでしょう。そうでなければ、自分でリサーチしてみるのも一つの選択肢です。

プログラミングをするならハイスペックが必要?

「プログラミングをするならハイスペックのパソコンが必要だ」という質問もよく耳にします。しかし、実はプログラミングにハイスペックは必要ないのです。プログラミングはあくまで文字を打ち込む作業であり、特に高いスペックは必要ありません。映像編集や3Dモデルの作成など、より複雑な負荷がかかる作業であればスペックが必要になりますが、プログラミング自体にはそこまでの要求はありません。

正直、入学してすぐに買う必要もない。

学校には十分に動作するパソコンが多く用意されており、自由に使うことができる場合が多いです。周囲の様子を見てからパソコンを購入するのも一つの手段です。

自分がパソコンについて詳しくなったら、それをもとに最適なパソコンを選ぶという選択肢もあります。

まとめ

以上が理系大学生がパソコンを選ぶときのポイントです。パソコン選びは

一見複雑に見えますが、一つひとつ要素を理解し、自分のニーズに合わせて考えてみれば、適切な選択をすることは難しくありません。大切なのは、大学生活における自分の使い方を想像し、必要なスペックを見極めることです。

パソコンは学生生活の中で頼りになるパートナーです。レポート作成やプレゼン準備、そして何より学問の追求に必要なツールであり、適切な選択は成功への第一歩と言えます。

本記事で述べたポイントを押さえ、自身のニーズと照らし合わせながら選択すれば、大学生活をより充実したものにすることができるでしょう。理系大学生がパソコンを選ぶ際の参考になれば幸いです。

また、パソコンを購入するタイミングについても、無理に入学直後に買う必要はありません。実際に大学生活が始まり、自分がどのようにパソコンを使うのか、どんなソフトウェアが必要になるのかを把握した上で、選ぶことも一つの賢い選択となるでしょう。

最後に、大学生活は学問を深め、新たな視点を得るための重要な時間です。そのために最適なツールを選ぶことで、自分の可能性をさらに広げることができます。適切なパソコン選びで、あなたの大学生活がさらに充実したものになることを願っています。

今回の記事は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。