はじめに
こんにちは、皆さん。就職活動は我々の人生を大きく左右する重要なフェーズですね。我々が歩むキャリアパスを決定づける一大イベントであり、それぞれの夢や目標に向かって一歩を踏み出す大切なスタートラインでもあります。今回はそんな就職活動について、現役理系大学生が感じた感想を共有させていただきます。どうかよろしくお願いいたします。
理系大学生の就活の現状
就活の現状は様々な要素により日々変化しています。特に理系大学生の皆さんは、一般的なイメージとは少し異なる現状に直面しているかもしれません。
推薦制度のそもそもの廃止
近年、多くの企業が推薦制度そのものを廃止する動きを見せています。特に記憶に新しいのは、某大手企業が推薦精度を廃止したというニュースです。これにより、学生はきちんと一般選考で内定を得るという覚悟を持って就職活動を進める必要があります。
しかし、一部の大学ではまだ推薦の案内が来ることがあります。それは以下の特例的なケースとなります。
推薦状はダダの紙切れ
現代の就活の現場では、確約推薦と呼ばれる制度が増えてきています。これは、選考合格後に内定辞退をしません、という意味合いで推薦状を提出要求する企業の選考スタイルです。年々この制度が増えてきていると感じます。これをマッチング選考とも呼んでいます。
一方で、先出し推薦と呼ばれる従来型の推薦も存在しますが、実は選考を通過するのは容易ではありません。
先出し推薦選考の利点としては、適性検査免除や二次面接からのスタートなどがあります。しかしながら、選考が甘くなるということはほとんどありません。そのため、推薦状があるから理系大学生は安牌だと思うのは誤解です。
さらに、先出し推薦を受けると他の企業を並行して受けられないという制約があるため、推薦状があるからといって就活が有利とは限らないのです。
研究や実験と並行して就活を進める必要がある理系学生の皆さんには、それなりの労力が必要なのかもしれません。そのことを親世代の皆さんにも理解していただきたいと思います。
理系大学生の就活気になるQA
次に、理系大学生が就活において気になる質問とその回答について見ていきましょう。
- 院卒のほうが就活が有利?
答えはNOです。どちらも難易度自体は変わらないと感じられます。その会社の要求基準を満たしているかどうかがキーポイントでしょう。ただし、製造業(メーカー)の開発職などは、院卒の学生の採用が中心であると感じます。そのためこの領域だけは、院卒である必要があると思います。逆に言えば、それ以外は本人のポテンシャルが問われていると感じます。
- 理系大学では、院卒のほうが年収が高いのか?
YESでもNOでもありません。確かに、様々な方が発信している平均年収のデータでは、院卒のほうが年収が高く見えるかもしれません。しかし、同じ企業においては大きな差はないと考えられます。
学部と院卒の初任給の差は、学部卒業の人の3年目の給料が院卒の1年目の給料として設定されているだけというケースもあります。昇給のタイミングが同じであれば、院卒だからといって年収が高いというわけではないのです。
また、大手企業などでは、大学院卒を大量に採用していることが多いため、必然的に年収が高く表示される傾向があります。先にも述べましたが、技術系職種のメーカーなどでは、院卒しか取らないといったケースもあります。
そのため、開発を目指す方にとっては、院卒は大きなメリットになることもあります。
しかし、それ以外の場合、院卒だからといって必ずしも年収が高いわけではありません。したがって、就職活動が有利だからという理由だけで大学院進学を選ぶのは少々安易すぎるかもしれません。学部卒でもしっかりとした就活を行うことで、高年収の企業に就職することも十分に可能です。
おわりに
就職活動は、我々の人生を大きく左右する重要な一歩です。理系の大学生の皆さんにとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです。特に、推薦制度や院卒の有利性といった誤解を解く手助けになればと思います。
就活は確かに大変なものですが、それは自分の未来を切り開くための大切な一歩でもあります。自身の適性や志向を見つめ直し、自分のキャリアパスをしっかりと考える機会でもあります。また、面接やエントリーシートの作成など、自己表現の技術を磨く機会でもあります。
これからの就活が皆さんにとって、良い結果をもたらすための経験となることを心から願っています。そして、理系大学生特有の就活の課題に立ち向かい、自分自身の未来を切り開く力をつけていくことを応援しています。
常に自分自身を信じ、自己成長のためのチャンスと捉え、進んでいきましょう。就活は一見厳しいように思えますが、自分の力を信じて一歩一歩進んでいくことで、必ずや良い結果が待っているはずです。
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以上、今回の記事はここまでとなります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。次回の記事でお会いしましょう。