文房具

オレンズネロは「こだわりの暴力」である.

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ぽん!!まさぽんでござる.

今回は,ボクが唯一使っている0.3mmのシャーペン「オレンズネロ」の紹介記事である.普段筆圧が強く,0.5以上の太さの芯のみを使っているボクにとってこのシャーペンは0.3mmの魅力を教えてくれたものであり,想いの強いものとなっている.

今回の記事の目次です.

 

はじめに~オレンズネロで現代を嗜む~

「オーナーになる」

公式サイトに書かれていたこの一言で購入を決意した「オレンズネロ」.当時学生のボクには幾分品が高く,例えるなら大学生が背伸びをしてグ○チやルイ○ィトンを購入するような感覚だった.

定価は3000円+税と高校生の1ヶ月のお小遣いくらいの価格だ.

 

 結論としてはこのシャーペンは,もちろん自身の原体験から学生に対してもおすすめするが,実はボクは一度紙とペンから離れた大人に強くお勧めしたい.

 

 なぜならば,時代が進みコンピュータの使用が当たり前になり,紙とペンに触れる回数が減ってきたからこそ上質なペンでアナログの魅力を再認識して欲しいからである.

あえて時代とは逆行し,アナログの魅力を味わうことこそ,男のロマンであり嗜みであるとボクは考える.

 紙にアウトプットすることにより生まれるアイディアの魅力に取り憑かれ,今でも紙とペン,メモ帳はボクの相棒となっている.その第一線としてオレンズネロは活躍しているのだ.ちなみに今回の記事作成に用いたメモも,アナログな手書きでかき,機能の魅力を抽象化してまとめている.当然,オレンズネロで書いている.

 今回は,そんなオレンズネロの魅力,スペックを余すことなく,そしてボクのシャーペンエッセンスを加え,他の記事にないような情報を提供できるように心がけるのでどうか最後までお付き合い頂きたい.

そんなボクのシャーペンのこだわり具合については,以下の記事について触れているの.読んでいただければ,涙でお風呂を貯めることができる.

 

 

 

 

 

 シャーペンに対する「愛」や「こだわり」に共鳴を起こし,世の中にシャーペンライフを普及していきたい所存である.

 

上質で無駄なきフォルム

剛性と優美さの均衡

まず目に留まるのは,ギザギザした一見厳つく見えるグリップである.オレンズネロのグリップに注目

 だけども,いざ持ってみると「イヤらしくない」.車で例えるならマセラティといった所だろうか.もっと適切な例があればぜひ教えて欲しい.

 そのポイントは,「樹脂と金属粉の混合グリップ」にある.樹脂のチープな印象と金属の過剰な重量感といった双方のデメリットを打ち消した.

 これにより,持ったときの金属素材のしっかりした安心感と,樹脂素材の軽やかさのバランスがとられ,不思議と心も落ち着いてくる.まるで実家のような安心感である.

 

 

 さらに,重量バランスも秀逸である.比較的安価な600円帯のシャーペンでは口金に金属パーツが用いられ,低重心を実現しているように体感では感じる.よって重量バランスの偏りが極端であり,どうしてもペンのバランスを無理やり取っているように感じる.

軽自動車で高速道路を走らせるような感覚である.

 

 オレンズネロは違う.グリップに金属パーツが用いられているので,全体としての重量バランスが下に来るようになっている.これにより,書いている途中でペンと自分との「一体感」を得られる瞬間が訪れる.

「あ,そういえばペン持ってたわ」

 

もはやオレンズネロは体の一部となり,ペンで文字を書くのではなく「体」で文字を書くというのが適切だろう.もちろん言い過ぎである.愛嬌として受け入れていただきたい.

 

ちなみに,グリップの太さは,細めだが,そこまで細すぎることもない.あくまで「自然」になじむ太さである.定量的に表すことは難しいが,グラフ1000,スマッシュよりも若干太く感じる.

一切の妥協なき「マットブラック」

オレンズネロを見て,真っ先に気づくこと.それは,「色の統一性」である.

基本的には,すべてのパーツがマットブラックによって塗装されている.マットブラックの最大の利点は「不要な光の反射を最小限にすること」である.

 ぺんてるの傑作であり,シャーペンの代表格とも言える「グラフ1000」や「スマッシュ」も基本カラーは「マット塗装の黒」である.完成されたシャーペンの色はマットブラックであることを物語っているのだ.

 

マットブラックではないグラフ1000やスマッシュを買うことは「浮気,不倫」と同義であると断言する.もし持っている人がいたら,今すぐ買い換えて欲しい.

無論冗談である.

これについては以下の記事について火傷するくらいの熱量で語っているのでぜひ見て欲しい.

 

 

 

オレンズネロの色に対するこだわりをさらに感じた箇所の例として,「ノック部分」と「プリントされた文字」に着目する.

まずは「ノック部分」だ.多くのシャーペンはノック部分が銀のメッキ加工の場所が見えており,キラキラと(悪くいうと,テカテカ)している.たとえば以下のような感じだ.

ノック部分の比較

グラフ1000は若干のシルバーの部分が見えてしまう.しかし,オレンズネロは,キャップまでもマットブラックの塗装が施されており,キャップと本体上部に色の境目がなく馴染んでいる.唯一のシルバーカラーは,ペン先のガイドパイプと0.3の文字のみである.

シルバーカラーのメッキはどうしても光の反射の影響を受け視界に入り込んでしまう.ペン先ではなく,反対側に入り込んでしまうということは書くための集中を阻害する因子に他ならない.

 

 

次いで,プリントされた文字に着目する.ここに着目する紹介者はなかなかいないが,ここも見落とさないのが僕の感性である.

プリントされたネロの文字

ここのポイントは「すべての文字がモノトーン」であることだ.あの「スマッシュ」ですら,唯一譲れなかったのは「SMASH」の赤きロゴである.それが剛性を表し,タフさを象徴しているのも事実だが,オレンズネロはこの情報すらも排除した.

「orenz」の文字も最小限の主張に抑え情報量を削ぎ落としている.完全なモノトーンは,ミニマルでモダンな生き方が注目されている現代人の感性を刺激すること間違いない.

 

ミニマムかつモダンな機能

オレンズネロには,「オレンズシステム」と「自動芯送り」機能が搭載されている.これらの機能は,ある意味「書く時の無駄を排除」するための機能と解釈することもできる.2つが組み合わさることにより,芯一本分書き続けることが可能になる.

以降では一つ一つのポイントに焦点を当てていく.

オレンズシステム

沈むペン先

 オレンズシリーズを象徴する機能である.使用に伴い芯が減っていくと,同時にガイドパイプが縮むことで,芯折れを防ぐ設計になっている.

 基本的に芯を出さずに使うことが推奨されているが,正直,パイプの引っ掛かりを少し感じてしまう.そのためはじめは違和を感じる.ボクは次第に慣れたが,このわずかな引っ掛かりが気にいらない人もいるだろう.

 基準として,ク○トガの芯の上下する感覚が気になってしまう人にはこのシャーペンをお勧めはできないと考えてる.芯に特別な機能がないグラフ1000やスマッシュをお勧めする.

 

また,今までのオレンズシリーズの弱点として,ガイドパイプの長さが短くなるにつれて,書く際の感覚が変わってしまうことがあった.その弱点を次の「自動芯送り機構」が解決したとともに,オレンズネロをマスターピースに昇華させた.

と思っている.

自動芯送り機構

オレンズネロの目玉機能であるとともに最大の魅力品質である.

ペン先の銀色の箇所(ガイドパイプの部分)が可動式になっており,これが紙面から離れたときに,芯をくわえて戻るのである.

上記のオレンズシステムとの組み合わせにより,「芯一本分はじめの1ノック"のみ"書き続ける」ことが可能になるのだ.ついに芯のノックすら引き算することに成功したのである.

なんというミニマルかつ洗練された機能.

ノックが要求されるたびに書くことをやめるため,集中が途切れる.以前の感覚では文字が書けなくなる時があったりする.

オレンズネロはその心配をさせない...

「こだわり」の暴力

オレンズネロには,この他にも細かな点においてネロになるためのこだわりが反映されている.

敬意を込めて「こだわりの暴力」とでも表現しようか.

オレンズネロのグリップに注目

 まずは12角形の軸である.丸型の持ちやすさと6角の安定感のバランスが取れている.丸みを帯びるだけでなく,剛性も担保されている贅沢なフォルムである.

口金の画像

次いで,ペン先の口金部分である.細かい箇所にはなるが,削りが滑らかな曲線を描いている.製図用の多くのシャーペンは角ばった口金をしており,何処かピリッとした雰囲気を持っているが,オレンズネロの口金の曲線の柔らかさには何処か「親しみやすさ」を感じる.

 通常筆記の「書」もクリエイティブな「描」いずれに対しても器用にこなす二刀流な姿はシャーペン界の宮本武蔵である.

 

 

取り外し不可能なクリップの画像

三つ目は,取り外し不可能な設計のクリップである.例に漏れずマットブラックの塗装が施されている.ボクの勝手な推測だが,クリップが外せない理由は「これが完成形だから,余計な加工,改造はするな」というぺんてるの意志の強さと考察した.

ちなみにボクのタイプは意志の強いちょっとボーイッシュなショートカットの女性,そしてこの記事の下にはるアマゾンのリンクからオレンズネロを購入してくれる方だ.もちろん,後半は無視して流して欲しい.女性のタイプについては事実である.

まとめ

 総じて厨二病を拗らせた描写になってしまったが,ボクが分析したオレンズネロから伝わるこだわりをまとめたら以下のようになる.

・マットブラックで全てが塗装がなされている

 → 不要な情報を全て排除し「書」に全集中!

・「オレンズシステム」と「自動芯送り機構」によりノックを引き算

 → 余計なことをさせない,集中が途切れることなく書き続けられる!!

・随所に感じられるぺんてるのこだわり

 → 「オーナー」である覚悟が必要!!!

 

これからも,シャーペンについては気愛を入れて分析し記事にしていくので応援していただけると幸いである.

少しでも,「オレンズネロ,買いたい!」と思ってくれる方,ボクの考えに共感していただける方が増えればこの上ない幸せである.

 

最後に,今回の記事作成で用いたオレンズネロについての要素分析についてのメモを載せる.参考になれば幸いである.

メモ

今回長ったらしい語りにお付き合いいただきありがとうございました.

失礼いたします.

 

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