理系大学生は忙しい??バイトはできるの??
ネットの記事や掲示板には「理系大学生は忙しくてバイトできない」という意見が多く掲載されています。
実際に、理系の高校生の方、またその保護者の方にとって非常に気になるテーマであると思います。
今回の記事では、次の悩みについて答えていきます。
- 理系大学生は忙しくてバイトってできるのかなぁ??
- 理系の大学生になってめちゃ忙しいんだけど、おすすめのバイトってないのかなぁ??
何を隠そう、私は現役理系大学生として学生生活を送りながら、アルバイトをして生活費をまかなっていました。大学生はなにかとお金がかかってしまうので、親にはこれ以上金銭的に迷惑をかけるわけにはいきません。
実家暮らしということもあり、炊事をはじめとした家事全般は一人暮らしの人と比べれば少ないものですが、通学時間に1.5 ~ 2時間程度かかることもあり、人よりも効果的な時間の使い方をしないと生活できません。
そんな自分自身の経験をもとに、理系学生のバイト事情についてまとめていこうと思います。
理系大学生である自分自身の経験
僕は、某都道府県の田舎にある地方国公立大学に通っている学生です。
実家から通学していて、通学時間はドアtoドアでおよそ2時間はかからないくらいです。(電車の乗り換え都合により左右されます。)
実家から通学している人からすれば、そこそこの時間かなと思います。
そんな中でも、現在に至るまでなんだかんだでアルバイトは行っています。
もちろん、その中でも大学の成績はそれなりに良い状態をキープし続けています。
自慢ではないですが、落単や留年は今までの生活の中で一度もないです(笑)。
ちなみに、理系大学生の4年間のスケジュールについてもまとめております。こちらの記事からぜひご覧ください!
では、私はどのように一日を過ごしているでしょうか??
まずは、理系大学生のリアルなスケジュールの体験談をお伝えします。
理系大学生の1日のスケジュール
私の、スケジュールの一部をお見せします。
理系大学生のバイトのない一日
私はどちらかというと、朝型の人間なので、夜遅くまで起きることが苦手です。
逆に、その分朝早く起きることを心がけています。(こんなことを言っていますが、朝起きることは結構大変です。)
朝は、「脳のゴールデンタイム」と呼ばれています。そのため私は朝 ~ 昼までの時間を特に重要視しています。午前中のうちに重要度の高い、よく考える必要のある勉強内容や、研究を行うことを意識しています。
午後は、作業的な負担の少ないことを行い、17:30から18:30くらいには大学を出るという感じです。
理系大学生のバイトのある一日
次に、私のバイトがある日の一日のスケジュールの一例をお見せします。
バイトがある分、学校から帰る時間は早めです。寝る時間は多少遅くなってしまいますが、睡眠時間は6時間以上欲しいので、頑張って寝る準備をします。バイトがある日は、余計に無駄を減らさないとうまく一日が回らないので、学業の能率を高めるためにも、日々創意工夫、改善に追われています。。
余談ですが、学校では、能率を高めるためにも極力学校の内容のみを考えるようにし、他の内容考えないようにしています。
これにより、本当に重要なことに集中するための努力をしているつもりです。
これは、「エッセンシャル思考」を読んで勉強しました。
これにより、アルバイトの時間を頑張って捻出し、学業と両立できるようにしています。
通学時間は、こういったライフハックの情報を集めるためにも、本を読んだり、オーディオブックを聞いたりして知見を集めています。
ちなみに、Audibleなら2ヶ月無料で使用することができます!こちらも情報のインプットには非常にお勧めです。
Amazonの「聴く」読書 2か月無料キャンペーン以上、余談にはなってしまいましたが、理系大学生の一日のスケジュールについてでした。
次のセクションでは、学業とバイトを両立させるために気をつけていること、特に「バイトの場所の選び方」「バイトの内容の選び方」について順にお話ししていきますね!
働くなら、大学の近くと自宅の近くどっちがいい?
結論から言えば、実家の近くがおすすめです。その理由は次の2点です。
- 「地元に帰ってきた感」による精神的安心感
- バイトが終わってから長時間電車に揺られるのことがない
以降では、この2点にいてお話ししていきます!
最寄りに帰ってきた「安心感」
学校が遠い実家勢にとっては、家が近くにある「チャリ圏内」というだけで謎の帰宅した感が得られます。
地味に、これは安心します。
大学近辺でバイトしたこともありましたが、どうしても、
「今から帰宅かぁ」
と言った疲労感にとらわれます。
これが、次の項目につながります。
バイトが終わってからの電車はきつい
何度か、「バイト後の電車」を経験して感じたことです。
学校終わりに、その足でバイトに向かい、バイトが終わった後に、電車に乗り、眠気と闘いながらなんとか自分の最寄りで降りるこの大変さ。。。
思っているよりも体と気持ちに負担がかかります。
一度、最寄り駅を寝過ごしてしまい、絶望したのはいい思い出です。
しかも、その翌日は1限に講義があり、気持ちはゲンナリでした(泣)
バイトを考えるときに、学校の近くを選ぶ人もいますが、私はお勧めしません。
寝過ごした後が大変なので(笑)
理系大学生には、どんなバイトがおすすめ?
さて、ここで気になってくるのが「じゃあ、理系大学生にはどんなバイトがお勧めなの??」という疑問です。
私の経験や、周りのバイト状況を参考にした、お勧めバイト先を紹介します。
理系大学生におすすめのバイトその1:塾講師
理系大学生にまずおすすめなのは、鉄板ですが塾講師です。その理由は大きく3点あります。
自分の勉強のアウトプット機会になる
一つ目は、自分のアウトプット機会になることです。理工系の数学や物理などの科目は、当然ながら高校時代に勉強した内容が基礎となっています。
そのため、高校時代に無理やり暗記で乗り切った人や、公式の成り立つ理由、原理などがきちんと理解できなかった人は大学の勉強でつまずくことになってしまいます。
例えば、大学の1年生の時に学習するテイラー展開、偏微分、重積分などなど、、
理系大学生は多くの場合で高校生を担当する際に数学や物理などの理数系科目が割り当てられます。
このとき、教える立場ととして改めて数学や物理を勉強し直すと、新たに見えてくるものがあります。
受験で培った知識が改めて整理されていく感覚に近いです。
また、教えるために考える時間はまったく無駄にはなりません。大学の勉強の理解の助けになります。
学問の理解の仕方、考え方の勉強になります。少なくとも、自分はこの経験が生きていると思っています。
スケジュールが固定なので、急な変更が少なく安心
基本的には、個別指導塾などでは、担当制のところも多く、固定シフトとなるため、スケジュールが組みやすいです。よって、個別指導塾は結構おすすめです。
予定が空けられないといった意見もありますが、逆に言えば、先の予定もある程度立てやすいと捉えることもできます。
また、塾は生徒が土日に来ることが少ないため、定休日としているところも多く、日曜休みが多いのも嬉しいところです。
きちんとやれば理系に要求される「考える力」が深まる
一つ目に共通することではありますが、考える時間が圧倒的に増えます。
「なんでこの式になるの??」
「これだとなんでダメなの??」
生徒からの鋭い質問にはいつも感心すると共に、自分の視野の狭さに気付かされます。
さまざまな視点から物事を考えるきっかけが多くあります。
私は、持論として「勉強できるか否かの能力は、思考を深める時間や、考える時間に比例して伸びていく」と考えています。
あくまで、自分の意見なのでお気をつけください。感想です。
この経験ができるのも塾講師の特権だと思います。
場所を選べばコミュ障にも優しい
基本的には、決まった生徒を相手にすることになるので、コミュニケーションが特別得意でない人にも優しい側面があります。
もちろん、社会に関わる人間としてのコミュニケーション能力は最要求されます(当然ですが)。
だからといって、全くと言って人間関係がないと言うわけでもなく、職場の他のバイトの人と勉強について議論したり、生活について相談したりとコミュニケーションはたくさんとれます。全ては自分次第です。
特に塾講師は真面目な人が多い傾向にあるので、親身になって相談に乗ってくれる人が多いと思います。私も先輩講師の方に進路のことや勉強のことをたくさん相談しました。感謝してもしきれません!
理系大学生におすすめのバイトその2:派遣業
派遣のお仕事も経験上おすすめできます。
その最大のメリットは、仕事の融通のききやすさです。
派遣のバイトは、自分で案件を選択して申し込み、参加する形式です。よって仕事量が完全に自分でコントロールできるバイトです。忙しい時はその月はバイトを申し込まなければいいだけ。たくさん入りたければ、たくさん申し込む。たったこれだけのことです。
店長からの催促もないので、シフトが完全自由なのはストレスフリーで良い点です。
派遣バイトは、土日のイベントや臨時的な物事など、土日に行われる仕事の案件が多い印象があります。
ですので、土日にがっつり仕事をして、平日は学業に専念するといった過ごし方も可能です。
大学のTAも悪くない
TAとは「Teaching Assistant」の略で、授業のサポートをするバイトのことです。各授業で、1人 ~ 数人の募集があります。TAの業務としては、次のようなものがあります。
- 学生の出欠確認
- 学生からの質問対応
- その他、担当教員から任される業務
詳細は大学の学部または全学の掲示板等に案内がある場合が多いので、気になる人は確認してみてください。
人気の講義のTAはすぐに募集を締め切ることが多いので注意です。
TAのバイトは「大きなトラブルが起きにくい」ことが最大の特徴です。一方で、その安定性ゆえに欠点ではないですが、物足りない点もありますので、まとめていきます。
学校のバイトなので、バイトまでの移動時間ほぼゼロ!!
基本的には、学内でのバイトになるので、大学に来る日であればバイトのための移動時間は実質0になります。
このため、精神的負担はほぼ0です。
意外と、バイト先に向かうために、早めに学校から帰ったりする労力や、バイトへの通勤時間って、馬鹿になりませんよね。15分でも、4日積み重なれは1時間です。この1かんでできることは非常に多いです。
この観点からは、無駄が全くないバイトだなぁと思います。
面倒な人間関係がないので「非常に」気持ちが楽!
多くの場合、面倒な人間関係もないので非常に気楽にバイトに取り組むことができます。
多くのバイトだと、複雑な人間関係に悩まされること、ありますよね。
私も、とある飲食店でアルバイトをしていたときに、1人の社員の方にバイト全てが振り回され、気疲れしてしまった苦い思い出があります(笑)
ところが、TAのバイトは、基本一人ないし数人のため、煩わしい人間関係は皆無です。
さらに、相手は勤勉な学生な上、内容は基本的には授業のサポートです。
面倒なトラブルを起こす方が難しいのは理解にたやすいでしょう。
時給が少し低いのが難点
もちろん、大学にもよりけりなのですが、比較的TAのバイトの時給は一般的なアルバイトに比べるとあんまり高くはない印象があります。
大学内で働けるという点を考えれば、仕方のないことですが、がっつりと稼ぎたい方にはあまりお勧めできないかもしれませんね。
内容によっては、仕事量にバラつきがある
これは、講義単位で異なりますが、アシスタントの仕事量に差があるので注意が必要です。
ただ座っているだけの仕事もあれば、受講生と一緒に課題をこなしたり。。ハードなものまであります。
楽な講義の例ですと、ただ生徒の出欠をとるだけで、あとは自分の好きなことをやっている講義がありました。
大変な講義ですと、授業の器具の準備から、受講生の質問対応など全てを任されるものもあります。
自分は、実験のTAを引き受けたことがありましたが、実験がうまくいかない班があったときに、何がいけないのか、問題をゼロからしらみ潰しに探るのには結構苦労しました(笑)。
でも、これにより学んだことも多く、いい勉強となったなと前向きに捉えています。
このように、専門科目であれば、受講生(下級生)から鋭い質問が届いたりするので、TA側にもそれなりに知識が要求されることがあります。
これも、いい機会だと思って、勉強できる人なら、これ以上のいいバイトはないでしょう。
まとめ
今回の記事では、「理系大学生はバイトできるのか」という内容、そして「理系大学生におすすめのアルバイト」について具体例を挙げていきました。
アルバイト、サークル活動、恋愛、学業と理系大学生はとっても忙しいです。
しかし、そんな多忙の中でも限られた時間を有効に使うことで、大学生活を有意義に過ごすことができると思います。
人生に一度の大学生活、ぜひエンジョイしましょう!
今回の記事は、以上になります。
このほかにも、理系大学生の経験を生かして、自身の知見をまとめています。こ知らのリンクからぜひご覧ください!
こちらのリンクから、ぜひどうぞ!
もし、この記事が良かった!と思っていただけた方、下のSNSボタンから共有していただけると非常に嬉しいです!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!