どうもこんにちは。
今回は,ドクターグリップの最新作「ドクターグリップ エース」について,旧作である「ドクターグリップ」と「ドクターグリップ Gスペック」との比較を交えながらレビューを行っていこうと思います!
こんな悩み,ありませんか??
シャーペンを使っていて,こんな悩みありませんか??
お悩みその1:大事な時に,シャー芯切れ
いざ,シャー芯を出そうとしたときに,芯切れで芯が出せない
シャーペンを使っていれば必ずや起きる現象です。
そして,この現象は試験など大事な時に起きがちという呪いに我々はかかっています。
非常に残念です。
例えるならば...
ドラゴンボールでスーパーサイヤ人状態が切れて普通の状態になってしまう感覚です。
せっかくゾーンに入って勉強しているのに,シャー芯を再度入れる行為は集中を削ぐ以外の何者でもありません。前もって,余裕のある時に芯を入れて備えておきたい。
事前に芯が少ないことを知らせてくれれば嬉しいのに!!
そんなふうに思いませんか??
お悩みその2:ついつい力が入る時の芯折れ
気合が入ってついつい芯が折れてしまうこと,ありますよね。
また,文字の書き初めなどに,加減を間違えてついつい折ってしまうこともあるかと思います。
折れてしまった後に文字を書くときのジャリジャリ感といったら...
敗北感以外の何者でもありません。
折れてすぐの芯先では,字を綺麗に書くことができず,ストレスになってしまいますよね。。
ドクターグリップ エースなら,その悩み解決します!
上記の悩み,解決します。
そう。ドクターグリップ エースならね。
前作,前々作のドクターグリップシリーズから新機能を新たにひっさげ登場しました。
まずは,商品の特徴から見ていこうと思います!
ドクターグリップエースの基本スペック
簡単にですが,ドクターグリップエースの基本スペックを見ていこうと思います。
基本スペックは次のようになります。
全長 | 14.6 mm |
軸径 | 13.8 mm |
重量 | 21.7 g |
価格 | 800円 + 税 |
芯径 | 0.5mm, 0.3mm |
長さとしては,一般的なシャーペンと同じくらいですが,太さは結構太めです。ザ・ドクターグリップと言ったところでしょうか。重さは,21.7gと少し重めに見えますがもってみると体感そこまで重くは感じませんでした。
カラーリングはとても豊富です!
0.5mm は,グラデーションを基調とした全8色,0.3mmは6色展開になっています。
0.3 mmの方がポップな色が多く,女性がターゲットそうな感じはしますね。
最近では,限定色として,金色,クリアも発売されています。ちなみにクリアはとっても綺麗でした。
ドクターグリップエースの公式サイトへは,こちらからアクセスできます!
https://www.pilot.co.jp/products/pen/sharp_pen/sharp_pen/drgrip_ace/
ドクターグリップエースの特徴1:ラスイチサイン
ラスイチサインというのは「残芯がラスト一本となった時に,知らせてくれる」ものです。
残芯がラスト一本になると,シャーペン上部の窓にオレンジ色が表れ,お知らせしてくれる仕組みです。
ラスト一本ではない場合(右図)の場合は,黒色が表示されます。
ラスイチサインの原理は,実は結構シンプルなのです。
シャーペン上部のキャップ部分を取り外してみると,そこには自由に動くオレンジと黒のパーツが入った筒状のパーツがあります。
このパーツは簡単に動きます。勘の鋭い方はお気づきかもしれませんが,長いシャー芯が内部にあるときはこのパーツがシャー芯により押し出され,黒い部分が窓に表示されるという仕組みです。
一方で最後の一本の芯になると,奥に芯が送り込まれてしまうので,押されていたパーツが下に来ることになり,結果としてオレンジの部分が表示されます。
参考までに,中身で起きている状況を絵に描いてみました。
シンプルな原理ですが,よく考えられているなぁとそのアイディアに感嘆しますね!
替え芯の交換と,消しゴムの出し方に注意
ラスイチサインの搭載に伴い,ペン上部の機構が他のシャーペンとは大きく異なります。
本来の消しゴムブロックを引き伸ばすと,ラスイチサインまで取り出されます。
そのため
消しゴムを使いたい場合は,キャップをひねる必要があります。
ドクターグリップエースの特徴2:アクティブサスペンション
俗にいう「デルガード機構」ですね。
口金箇所にサスペンション(衝撃吸収)が組み込まれており,強い負荷が加わった時に芯が沈み込むことで芯が折れることを防ぐ仕組みです。
負荷が加わると,バネが縮むことで衝撃を吸収します。垂直方向はもちろん,水平方向にも曲がります。
通常筆記であれば,芯が折れる現象からはお別れです。
ドクターグリップ エースのさらなる魅力
上記の二つ以外にも,ドクターグリップには使う人が満足するための工夫が組み込まれています。
ドクターグリップエースの特徴3:人間工学に基づいたグリップ
前作のGスペックと比較して,私感ですが手への収まりが向上しているように思います。
グリップの太さ,形状,素材も日々研究されアップデートされていることを考えると
企業の「最強をいつまでも追求する姿勢」常々感心します。
ドクターグリップエースの特徴4:十八番フレフレ機構
パイロットの十八番。「フレフレ機構」を本作も踏襲してきました。
パイロットといえば,フレフレ。専売特許。お袋の味といったところでしょうか。
私が中学生の時に初めて使ったシャーペンもドクターグリップでした。ノックしなくても芯が出ることに感動してずっと振ってばかりいました笑
音は前作よりも甲高い音であり,若干ですが音の大きさも抑制されている感覚があります。
この金属パーツが入ることにより,重量バランスも下になり,低重心で安定します。
低重心によるメリットはこちらにまとめてあるので是非ご覧ください。
ドクターグリップ 初代やGスペックとの違いは??
気になること,それは「旧作との違い」ではないでしょうか。
現行のGスペックとドクターグリップエース,どっちの方が良いか迷っている人も多いはずです。
安心してください。今回の記事ではここまでカバーしてあります。
並べてみるとラチ○ット&クラ○クのガラメカのアップグレードを彷彿とさせますね。
それよりも驚くのが,初代ドクターグリップが発売されてから20年近く経つのに,未だに商品が流通して店頭に並んでいることに驚きますね。(2021年のカタログには全て掲載)。
グリップの硬さ,握り心地の違い
グリップの構造は,次のようです。
初代ドクターグリップ | 肉厚シリコンラバー1重構造 |
ドクターグリップ Gスペック | 柔らかめ&硬めシリコンラバーの2重構造 |
ドクターグリップ エース | 薄めシリコンラバー1重構造 |
Gスペックは,柔らかさ,握り心地にシフトし,握りやすさが特徴でした。
一方でエースに関していえば,「グリップが硬い」と批判的な意見が多いです。
一理ならぬ二理ほどありますが,自分は必ずしもそのようには思いません。
なぜなら,柔らかすぎると,サスペンションと相まって書き心地が安定しないからです。
Gスペックは,サスペンションなどの機構がないため柔らかいグリップでも良かったのですが,ドクターグリップエースは,サスペンションによる芯の沈みとのバランスを取る必要があります。
そのために硬めのグリップ感として,筆記感のバランスをいい塩梅でとっているのです。
ここの工夫はよく考えられているなぁと感心します。
書き心地の違い
ドクターグリップ エースは,Gスペックと比較すると,書き心地は全く異なるといえます。
どちらかといえば,Gスペックよりも,初代ドクターグリップに近い感覚です。
筆記感は柔らかめ
比較的硬めなグリップではありますが,筆記感は柔らかめです。さすがはドクターグリップ。
シャーペンの中では太軸の部類に入りますが,軽い書き心地で書くことができます。
そのため,あまり強い力がなくても筆記できるところが強みです。
一方で,しっかりと握って書きたい方にはお勧めできないかもしれません。
口金が一体型のため,ガタつきがない
また,ドクターグリップエースのもう一つの良い点は,緩みによるガタつきがないところです。
旧型は,金属製の口金が付いており,ずっと使い続けるうちに口金が緩むことがあります。
そのまま筆記を続けていると,シャー芯が正しくノックで送られなくなり,不快感に繋がってしまいます。
一方で,ドクターグリップエースは,サスペンション機構に内包しているため,筆記途中に口金が外れることは起きにくいと考えられます。
この心配がなくなるのは,エースの一つの特徴であり,優位なポイントです。
まとめ
ドクターグリップエースは,賛否両論あれども,個人的には良い進化を遂げたモダンなドクターグリップだと思います。
パイロットの最新の技術が詰め込まれたシャーペンを触れていると,今後のシャーペン業界の発展がますます楽しみになってきます!そう思いませんか??笑
書きやすいのはもちろん,技術の進化を肌身をもって感じるという意味でもドクターグリップエースを購入してみてはいかがでしょうか。メカ心をくすぐるギミックがきっとあなたを興奮させます!
ドクターグリップエースはこちらから購入できます!是非ご検討ください。書店などの現地で買うより安く購入できます!
替え消しゴムは,HERFSS-10になります。こちらです!
このほかにも,シャーペンや文房具に関連する記事を多数,熱く書いています!
ぜひ,下のリンクからご覧ください!
https://masapons.net/category/シャーペン
今回もご覧いただき,ありがとうございました!
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