「ファッションに対する迷いをなくしたい」
この思いからこの記事は生まれた。
今回はこの時代にも通用する普遍的なファッションについて考え,自分の中での解を提示していきたい。
もし,似たような悩みを抱えている方がいれば,力になればこの上のない幸せである。
普遍的なファッションとは??
「ファッション」
学生としては避けては通れないルートである。人によって目的は様々(モテたい,かっこよく見られたい,自分のためetc...)ではあるものの,何かしら「印象」を与える重要な要素である。
ダサいファッションはやめよう。
かくいう自分はファッション,俗にいうおしゃれが得意ではない。感覚ではなく,ロジックのもとに生きてきた自分にとって,おしゃれを知るというのは難しかった。(今も苦戦している)
少なくとも「ダサいファッションはやめよう」という意識の下でいる。
かっこ悪いと,それだけでイメージダウンになってしまう。
ヨレたTシャツなどではなく,パキッとした綺麗なTシャツ。
これだけでも全然違う。
そしてその次のステージとして「ちょっと気を遣っているな」と思えるファッションがあると思っている今回はここをキャンプ地とする。
この記事の趣旨
この記事の趣旨は「普遍的なおしゃれを構築するためのアイテム」を考察することである。
それにあたり,この記事内での「普遍的」という言葉の定義をしていく。
ファッションに迷いたくないということから,今回の「普遍的」を次のように約束する。
・汎用性の高い(着回ししやすい)
・特別な手入れを要求しない
イメージとしては次の図を参照したい。
ここをキャンプ地とし,これらを満たすアイテムを選考した。
一番のポイントは「汎用性の高さ」だ。
各アイテム間の相性補完がなされやすいアイテムを選ぶことで「どんなアイテムで組み合わせても様になる」ファッションとなることを目指した。
そして,今回は低身長男子目線からのチョイスということも念頭に置いてほしい。
高身長には,高身長なりの答えがあるだろうし,同じ低身長でも違った答えを持つ人がいるだろう。あくまで一価値観として捉えていただければ幸いである。
はじめに:結論
結論として,はじめにボトムス部門,トップス部門,ジャケット,アウター部門からピックアップした。
以降の章で,それぞれのアイテムを詳しく深掘りしていこうと思う。
長くはなるが,お付き合いいただければ幸いである。
ボトムス
テーパードの効いたデニム(色は濃紺固定)
今までスキニーデニムしか履いてこなかった自分が感動したアイテム。
このデニムはすごい。上の服にボタンシャツでも、tシャツでもまとまりがよく見えた。これを伝えたいがためにこの記事を書いていると言っても過言ではない。
しかし、注意点はきちんとある。
まずは、太もも周りと、裾周りの生地のあまり具合である。難しい言葉、伝えづらいので 画像を交えて補足をしていこうとおもう。
日本人(??)は、比較的短足で、太ももは太い、裾は細いといった体型が多い。
ここでの問題は、モモはピチピチなのに、裾周りには生地がダボつく状態である。これで はカッコよく見えない。
これらの問題をクリアし,個人的に気に入っているのは10YCのデニム。シルエットの美しさと生地の良さで1時間くらいは論じることができる。
スキニーデニム
もはや王道中の王道中の王道。これ無くしてファッションなし。基本はブラックをまず持つこと。そしてインディゴは比較的着回ししやすいので持っておいた方が良い。
スキニーは男も履いて良いものであるのだ。
黒スキニーのおすすめは,安価なラインなら「ZARA」の定番で発売されている黒スキニーがとても細くて良い。
こちらについては記事にしているのでぜひ参照してほしい。
ちょっと値段が張っても良いなら,「EDWIN E-standard」シリーズのスキニータイプを非常におすすめする。最小サイズのxsサイズで裾幅12.5cmを達成している。なのにデニムらしさがしっかりとあって気持ちが良い。お気に入りである。
綺麗なシルエットが低身長ながら感じ取れるので一度検討して欲しい。
スラックス(色は黒,シルエットや素材感に注意!!)
一歩間違えばスーツや学生服のズボンを履いているように見えてしまいおしゃれとは程遠い可能性を秘めてはいるものの汎用性が実は高いアイテム。
上の服はボタンシャツでもTシャツでも良い。
ただし,シルエットと丈間には細心の注意を払ってほしいため,注意印をつけた。
とりあえずはじめは,ユニクロのスマートアンクルパンツをきちんと足首丈で履けば良いだろう。
個人的には「Green Label Relaxing」のテーパードスラックスが搾りの効いたシルエットで,なおかつ価格も高すぎない良いスラックスだと思う。
スウェットパンツ,ジョガーパンツ(注意)
結構いいアイテムで動きやすさも担保されている。
一方で綺麗めアイテムとは相性が少し良くないため注意印をつけさせて欲しい。だが,動きやすさとおしゃれさのバランスが取れていて無理をしないファッションを実現させるためのピースとして自分自身が愛用している。
綺麗め,モードなチューニングもアイテムによっては可能なので,ファッショニスタの方は試しても良いかもしれない。今回の記事の趣旨とは逸れるため割愛する。
安価ラインなら「ユニクロ ウルトラストレッチアクティブジョガーパンツ」
とりあえずいいものが欲しいのなら「adidas SST トラックパンツ」を買えば間違いない。
トップス
白シャツ(身幅大きめ着丈短めちょっとワイドシルエット)
白シャツは欠かせないアイテムであるがファッション初心者には「スーツの下に着るシャツ感」や「羽織もの感」の残るアイテムである。
しかしこのアイテムこそ,食事でいう「ご飯」の存在。一枚着できるためのシャツの選び方ポイントとしては「ちょっとワイド」なことと「着丈短め」である。
ピチッとし過ぎるのはビジネスシーンを想起してしまう。
個人的にはちょっと高めなら「DIGAWEL」あたりがよく感じる。
安いラインなら「Coen」くらいでも良いだろう。
ちょっとワイドシルエットなTシャツ(白,黒)
一枚着で着ることを想定して「ちょっとワイド」という飾りの言葉を補足した。柄なんていらない。初心者特有ミスをして「キモい柄,コメント」を選んでしまうミスがある。違う。「服の良し悪しは柄だけでなくシルエットや色味も含まれている」ことを強いメッセージとして伝えたい。
ここは夏シーズンでの着用を想定してユニクロの「オーバーサーズクルーネックT」,「エアリズムコットンオーバーサイズT」を推薦する。これでTシャツ論争は終了である。
ロンT
秋冬春の3シーズンで活躍する立役者。一枚着で着ることもインナー使いも想定すればユニクロUのクルーネックTで試合終了である。
ちょっと差別化したいという思いがあるのならバックプリント,オーバーサイジングなど活かし方はいくつもあるが,今回の趣旨からは外れるので深王はしない。
無地(ポケット)であれば綺麗目もカジュアルも服を選ばない。
パーカー(黒,白,グレー)
秋冬春にとりあえずきておきたいランキングNo1のアイテムだ。特に困った時のグレーのパーカー1枚着の安心感は半端ない。実際デニムにもスラックスにも,スキニーにも合うこのアイテムは母親のようである。
それゆえに被ることを危惧されるが,ここは論点ではないので一旦保留しておく。
色は黒,グレー,白として挙げている。この辺があればとりあえず問題ない。
パーカーも各種ブランドから様々な思惑のもと販売されている。
とりあえず困ったらユニクロUのパーカーで試合終了。(2021SSモデルがとても良かった!)
GUのヘビーウェイト(?)パーカーも良い。価格の割に3シーズンも着続けたくらい丈夫で技術の進歩を感じた。
また,更なる高みを目指すならループウィラーのパーカーだ。着心地がとても良い。
上着(基本的にはモノトーン!)
マウンテンパーカー(黒)
神アイテム。バサっとはおるだけでそれっぽくキマる。中は白シャツでも、tシャツでも、悪くなく自分の目には映った。フード、ナイロンポリエステルなどの化繊特有の質感、パーツの多さが存在感を上半身に持ってくる。
色は黒固定で。そもそもマンパ自体が、アウトドアアイテムでカジュアル度合いが比較的高め。イロモノはオシャレになってから。
ガチな登山用は選ばないように。仲間はこれで失敗してました。。
セレクトショップ等が販売するマンパなら、間違いは無いでしょう。
ノーズフェイス,パタゴニアのマンパも悪くない。
コーチジャケット
どちらかというとカジュアル寄りのアイテムではあるものの,綺麗めな要素も備えていると感じる。それはついている「襟」の効果だろう。襟といえばシャツを筆頭とする綺麗目アイテムの象徴なのだ。これがついていることでカジュアルで終わらない良アイテムに仕上がった。
マンパ同様,バサっと羽織るだけでそれっぽく見える。チビにとって,首元のボリュームを確保することはファッション界では重要なテーマであるが,そのアクセントに一役買っている。
さらに,フード,パーカの上からでも羽織ることができるので良い。(ダブルフードにならない)これも地味に嬉しい。
コーチジャケットは自分は「アンダーカバー」のコーチジャケットをヘビーローテーションしている。MADSTOREで一目惚れして以来ずっと使っている。
ダウン
冬はこれに尽きる。近年は各ブランドから上質なダウンが出ている。ただし,選択に注意。安物のテカテカした素材は危険。そこそこ値段の張ったものを一つ選ぶと良い。
色は基本的にはモノトーン(特に黒。)冒険する必要はない。
安価な,入手難易度の低さを考えればユニクロの「シームレスダウン」や「ハイブリッドダウン」がまず選択肢に上がる。
価格を張っても良いのならノースフェイスの「バルトロライトジャケット」だ。
意外と選考されなかったアイテムたち
この章では,今回の選考に漏れたアイテムとその理由をきちんと解説していこうと思う。
ここにあげるアイテムはファッション素人なら必ず一度は通るルートである。
Gジャン(デニムジャケット)
えっ?
そう思う方も多いだろう。自分も断腸の思いから今回の選考で落選通知を出した。
その理由は端的にいうと「選択肢が絞られるから」である。
デニムジャケットを装備しようとすると,それに合うインナーの選定が要求される。インナーはそこまで問題ではないが,ボトムスが上記のアイテムでは黒スキニー,スラックスの選択肢に絞られる(ボトムスにデニムを使いづらい)。
デニムonデニムは,素材感が揃っていないとセットアップっぽく見えないため,素人が行うのは非常に危険である。
よって,黒スキニーやスラックスの選択肢に絞られる。
それなら,革ジャンの方が良い。ということで,選考からは惜しくも外れる結果となった。
ワンポイントコメント
上記を踏まえても,Gジャンは持っておくアイテムと入れるかかなり悩んだ。
一歩踏み込むなら,ジーンズとも相性がいい(デニム以外の)ワーク系ジャケットは選択の余地があるだろう。デニムではない異素材であればジーンズをボトムスに選択することができる。
コーデュロイのジャケットなどは組み込みやすいため良い。
ワイドパンツ
ワイドパンツ。良いアイテムである。
だがあえて今回の選考からは外させてもらった。その要因は「強いトレンド性と購入難易度の高さ」である。
生粋のワイドブームによりワイドパンツの需要が男の中でも高まった。
しかしこの緩いシルエットのトレンドがいつまで続くかはわからない。
この観点から普遍的とは言いづらいだろう。
また,ワイドパンツはシルエットがアイテムごとに非常に異なる。特に,低身長ではそのバランスを取ることは至難のわざなのだ。
よって購入難易度が高いことも考慮して,落選となってしまった。
ワンポイントコメント
ワイドすぎるのが問題であって,とりわけチビにはバランスを考えろと言いたいだけ。
ストレートテーパードくらいのボトムスなら「普遍的」ラインだろう。
要は,太すぎどうなん??というアンチテーゼなのだ。
スキニーだけだと面白くないし。。。
ニット
ニットもよいアイテムだ。一枚で着ることのできる強い味方だ。だがあえて外した。
ここの問題点は「汎用性」と「手入れ」である。
ニットアイテムは,綺麗目アイテム界では無類の強さを発揮するが,カジュアルとの親和性が個人的にはあまり高くない。そして綺麗目アイテム内でもちょっとアイテムを選ぶ。
また,ニットの編み方(ローゲージ,ハイゲージ)や編み方による印象の違いを踏まえてファッションは完成するため,購入難易度が比較的高い。これが,汎用性の観点である。
さらに,質の良いニットは多くが「毛」素材で構成されており,洗濯問題の呪縛に囚われる。
洗濯により縮んだニットは理想のシルエットからかけ離れてしまったり,逆に伸び切ったニットほどかっこ悪いものはない。
アイテムの維持,汎用性の観点からすると,いまいち点数が加算されないことが,今回のランク落ちの理由である。
ワンポイントコメント
ニットベストとかは正直欲しかったりする。今回はこのカテゴリがなかったため,やむなくランク外となったが。。。これは「普遍的」アイテムだろう。
話は変わるが,最近は見た目が良いかつヨレにくい素材のニットが多い。
GUのアクリルニットなどは1シーズンヘビロテしていた。2000円もしていなかったはず。
普通に洗濯機にガンガン突っ込んでもそこまでヨレることもなかったので,
「ニット=手入れ」は過去の話かもしれない。。。
まぁ毛のニットが一番かっこいいんだけどね。
最後に:まとめ
非常に大きなボリュームの記事となってしまった。
なお,ここでは「普遍的なクツ」の話をしていない。
なので次回以降の記事にて補完するものとする。
普遍的なファッションアイテムを揃えることでトレンドに左右されない
つまり「いつでもある程度オシャレ」状態を形成することが可能になる。と信じている(笑)
このほかにも、理系大学生の生活を通して得られた知見についてまとめています。
理系大学生 | まさぽん研究室 (masapons.net)
今回の記事はこれにて終わります。最後までご覧いただきありがとうございました。