理系大学生

理系大学生の研究室の選び方とは??自身の経験とともに振り返る

どうもこんにちは。まさぽんと申します。今回は、理系大学生必見である学部3年/4年における研究室の選び方の一例をご紹介させていただきます。

大学3年生、4年生にもなれば、理系大学生は、必ずや一度は考えることと思います。難しいですよね。わからないことも多いから。わかります。その気持ち。

今回は、自分が学部時代に通った研究室配属の経験、実際の研究室生活を通して、皆様に情報を共有させていただきます。よろしくお願いします。

はじめに:研究室選びは一生を左右する

大学選びよりも重要とされる「研究室選び」。

研究室選び一つだけで,

  • 大学院への進学するか否か
  • はては,博士課程に進学するのか
  • 就職先の企業
  • 大学生活の充実度
  • 彼女

など,多くのことが左右されます。

このため,研究室選びは,自分の将来に対して非常に重要な項目になってきます。おざなりに決めていいことは絶対にありません。

ですが,後悔のない研究室選びのハウツーは,あまり情報が出回っていません。実際の経験談の数も少ないです。

そこで,研究室選びの一助になれればと考え,自分の経験を通して得られた知見を共有していきたいと思います。

あくまで,一意見として捉えていただければと思います。(世の中には多種多様な考え方があるべきなので!)

今回の記事の目標

本記事の想定読者は次のようにしています。

  • 学部3年生/4年生の研究室配属がまだ決まっていない人
  • 特に研究室選びに対して,特定のこだわりがない方。

体験談を全て参考にするのではなく,ここは使おう,ここはやめておこうといういいとこどりをぜひしてみてください。

そもそも:もう行きたい研究室が決まっている場合

おめでとうございます!そんなあなたはきっとハッピーな研究室ライフを送れることでしょう。

ただし、表面上の評判だけで決定するのは推奨しません。

研究室訪問にて、先輩の表情、言動に注意を払ってみましょう。

所属している研究室で嫌な思いを抱え込んでいる人は、そんな気持ちが言動、行動に現れる可能性があります。

逆に、ちゃんといいところ、デメリットなどを紹介できる研究室は、何かしら融通の聞くポイントがあるものだと思います。(実際には、研究室内では「だるい」「しんどい」と言っているのはさておいて)

本当にブラックであれば、そのような噂が流れますし、研究室の雰囲気も見てわかるものかと思います。

研究室選びで重要な項目1:先生の人柄

先生の人柄は,非常に左右されます。私は,一番重要な軸として考えました。

なぜなら,研究室のボスとは一番多く関わる担任の先生のようになるからです。

  • 先生の授業を受けてみて,どのように感じたのか
  • 先生のお話にどのような感情を抱くか

先生と関わるときに少し意識してみると良いでしょう。

研究室選びで重要な項目2:自分がどのような教育を望むのか

研究室によって,学生の管理方法は多種多様です。大きく2つあります。

一つは,「管理主義(ブラック)」の研究室,もう一つは「放任主義(ホワイト)」の研究室です。

俗に言う,ホワイト研究室は,ルールが少ないからこそ,放任主義になりがちです。だからこそ,自分で結果を出すことが求められます。簡単にだらけることができてしまいます。結果を出すためには,自分で自己管理をちゃんと行う必要があり,実は大変なのかもしれません。

逆に,ブラックな研究室というのは,響きはよくないのかもしれませんが,裏を返せば,先生がきちんと面倒を見てくれるという捉え方をすることができます。

管理されていた方が結果を出せるのか,自分の力で結果を出したいのか。ここは一度きちんと自己分析するべきであると思います。

こうすることで,効果的に結果を出すことが可能になり,卒業が楽にできるか否かが決まってきます。

一概に,ブラック = 悪い と決めつけるのではなく,自分の性格・価値観を把握してもう一度考えてみましょう。

研究室選びで重要な項目3:先輩の雰囲気

研究室では,学部生でも1年程度,院生にもなれば,約3年同じメンバーを過ごすことになります。その点,先輩たちとも関わる機会が必然的に多くなります。

これは,自分の持論なのですが・・・

「同期の学生を選ぶことはできないが,一緒に研究する先輩を選ぶことは可能」なのです。

多くの場合,研究室配属は成績順ということもあり,仲間内で同じ研究室になることは簡単ではありません。ガチャ的要素になってしまいます。

ですが,研究室訪問を行うことにより,先輩の様子から,先輩を選ぶことは可能です。

先輩が自分達にあっているのか,仲良くなれそうかなどなど・・・結構大事なのです。

困ったこと,相談したいときに,研究室の先輩は大きな力になっています。(今も,めちゃ感謝しています笑)

研究室訪問などでは,ぜひ先輩の雰囲気・人柄を確認してみましょう。

いい先輩が多ければ,いい研究室の可能性が必然的に上がります。

研究室選びで重要な項目4:先輩の就職先

先輩方がどこに就職しているかも重要なファクタです。

なぜなら,自分もそこに近い就職先にする可能性が高まるからです。

もちろん,就活の軸は,自分できちんとはっきりさせないといけません。ですが,研究室の先輩の情報は大きな参考材料になることは間違いありません。

それに影響されて,就職先を決めるパターンも多くなるので,参考になるかと思います。

研究室選びで重要な項目5:就職活動に専念させてくれるか

学部4年に進学してすぐは,学部生にとって就活が一番のイベントです。なのにも関わらず、ゼミを始めとした研究室活動に出席必須なんて言われてしまってはたまったものではありませんよね。

このように、学部就職に理解のある研究室を選ぶことが大前提です。

理解のある研究室であれば、そのような研究テーマを考慮してくれたり、柔軟なスケジュールを組んでくれることもあります。

この項目を調べるには、研究室紹介などで、学部で就職した先輩の有無、スケジュールを聞いてみると良いでしょう。

多くの場合は、研究室紹介は上回生の先輩が主導となって行ってくれるので、臆せず質問してみましょう。

研究室選びでよくある間違い:自分の深めたい専門分野を選ぶ

数多くの人が,この箇所にまず注目して研究室を探してしまいがちです。

ですが,自分はあんまり重要ではないと考えております。

なぜなら,学部3年・4年程度では,専門的な知識も少なく,その学問領域の内容や魅力は全くわからないからです。

多くの場合,研究室に配属されてから,ゼミなどで専門分野の基礎的な内容を勉強していきます。深く勉強してみて,初めて分野の魅力であったり,面白さがわかってくると思います。

流石に,嫌なものは避けた方がいいとは思いますが,無理してやりたいことを探すことはないかと思います。

もちろん,現段階でこれがやりたいと決まっている人は,その分野を専門としている研究室を選びましょう。

そもそも,ちゃんとやりたいことが決まっている人は,研究室選びで迷っていないですし,この記事をみていることはないでしょう。笑

まさぽんの研究室配属

参考までに,まさぽんの研究室配属ストーリーをご紹介させていただきます。

学部1年:オムニバス授業により注目

大学一回生の時に,学部に所属する教授の研究内容の概要を知ることができるオムニバス形式の講義がありました。

正直なところ、入学したてのペーペーが教授のガチな研究話を聞いたところで、わけがわかるわけがないのですが

先生の人柄であったり、流石にコレの内容は興味がわかないなといったくらいは感じるものがあるものです。

そんな中で、この先生面白いな(interestingの方で!)と思う先生もちらほらいるのです。この段階で、数人の先生が印象に残っていた印象があります。

学部2年:先生の授業に影響

2年になり、上記の印象に残っていた一人の先生の授業が開講されました。

その際に、授業のわかりやすさに感動したことを覚えています。

その先生に引き込まれ、この先生の研究室に行けたらいいなと漠然と感じるようになりました。

学部3年:研究室紹介にて確信

この段階で、ほぼ決めていたのですが、先輩たちが開催している「研究室紹介」に参加してみました。

すごい先輩ばかりで、自分も頑張りたいと思い、当該の研究室に第一希望を出して、現在に至ります。

研究室生活は楽ではありませんが、動機や先輩たちと切磋琢磨して、いい思い出にできればと思います。

後悔のない選択を。

研究室選びは、多くの理系大学生にとって、進路に大きな影響を及ぼすファクタとなります。

進学をするにしても、就職をするにしても、研究室が与える影響は非常に大きいです。

だからこそ、なんとなくで、おざなりに決めてほしくないなと考えております。

まさぽん
まさぽん
友達と同じ研究室ならどこでもいいよ

とお考えの方。本当にそれで良いでしょうか?

もちろん、それも一つの大事な選定基準です。ですが、ちょっと一歩立ち止まって、様々な側面から研究室を選んでみて、総合的に判断することが、後悔のない研究室選びにつながるのではと思います。

自らの選択を「正解」にする努力を。

この記事をご覧になった方のなかで、もう研究室を選んじゃったよ・・・といった方もいるのかもしれません。

確かに、皆様のお考えの通りで、一度決めた研究室を変更することは基本的には困難です。

だからこそ、「自分の選択を正解とするための努力」が大切になってきます。

基本的には、環境を変えることは非常に難しいです。前述の通り、一度決めた研究室は変えることは難しいですし、メンバーも選べません。

だからこそ

今まで話さなかった人とコミュニケーションを取るチャンスかもしれない

その分野、本気で勉強したら意外とおもしろい分野かもしれない

などなど、自分ができることは数多くあります。学生のうちは吸収できるものの量が非常に多いからこそ、色々自分が変われるように努力するべきです。

それでも嫌であれば、環境を変える努力を検討してみましょう。

マサラタウンにいる状態でポケモンつまらんというのではなく、ジムバッチ全部集めろとまでは言いませんがある程度攻略した段階で判断してもいいでしょう。

おわりに

今回は,「理系大学生の研究室選び方」について,少しばかり自分の経験をまとめさせていただきました。

もちろん,これらの意見は正しいわけではありません。十人十色。それぞれの正解があるべきです。

取捨選択するための一つの意見として捉えていただければと思います。

皆様の理系大学生ライフの充実を祈って,帰結とさせていただきます。

今回の記事は以上で終了となります。

最後までご覧いただきありがとうございました。

まさぽん研究室では,理系大学生としての経験をもとにした知見をお伝えしております。

もしご興味がわけば、こちらのリンクからぜひごらんください!

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